スタートレックって?
 「スタートレック(TOS)」(邦題は宇宙大作戦)は、 1966年にアメリカのNBCで始まったSFテレビシリーズです。1969年にいったん全79話で放送を終了したものの、ファンの根強い人気によって、1979年に 映画「スタートレック・モーション ピクチャー」として復活を果たしました!
 以降、映画版は順調にシリーズを重ね、1987年には第二のTVシリーズ「スタートレック・ネクスト ジェネレーション(TNG)」 (邦題は、新スタートレック)が制作されました。このTNGは、前シリーズTOS以上の人気を博し、スタートレックはアメリカの神話と言われるまでになりました。
 ……いや、マジだって、嘘じゃないってっば! 日本ではイマイチ知名度が低いけど……。

 TNGは、7年間全178話に渡って放送され、映画版も現在までに3作が公開されました。
(*その前に、TOSの映画版が全6作が公開されています)。

 1993年には第三のTVシリーズ「スタートレック・ディープ スペース ナイン(DS9)」がスタートし、こちらも 7年間で全176話が放映されました。

 第四のTVシリーズ「スタートレック・ヴォイジャー(VOY)」は、1995年にスタートし、2001年春に7シーズン・全172話をもって最終回を向かえました。
 VOY終了後も、本国では第五のシリーズ「Enterprise」が放映されています。

 と、こんなトコロですが、……何?やたら長そうで今からハマる気がしない? スタトレは長いからこそイイんです。

  4シリーズの紹介 (最新シリーズの「エンタープライズ」に関しては、まだテキストの用意ができていません)
スタートレック・オリジナル・シリーズ(TOS)

 「幌馬車隊、宇宙を往く」をコンセプトに、プロデューサー、ジーン・ロッテンベリーによって創られた記念すべき第一シリーズ。

 様々な宇宙人達が「隣人」として暮らす、23世紀の宇宙を舞台に、ジェームズ・T・カーク船長指揮下の惑星連邦所属のU.S.Sエンタープライズ号の活躍を描く。

 進んだ科学、人類が貧困も民族対立も乗り越え、国境さえも無い未来……この理想に輝いた未来像はアメリカの若者の心をとらえました。

 また、ロシア人や黒人女性、日系人など様々な人種が混じり合うクルー構成も60年代当時のTVドラマとしては時代の先端を行く事だったそうです。

 熱血感でいてナイーヴなカーク船長、冷静沈着でボケ役のスポック副長、石屋ではなく医者なマッコイとまるでトリオ漫才のようなキャラクターの掛け合いも人気を集めました。

スタートレック・ネクストジェネレーション(TNG)

 オリジナル・シリーズの映画の成功を受け、誕生した第二のTVシリーズ。

 前作から約70年後の24世紀の宇宙を舞台に、キャストも一新し、ジャンリュック・ピカード艦長指揮下のU.S.SエンタープライズDの活躍を描く。

 熱血漢だったカーク船長とは全く違う冷静沈着な艦長像や、クルー一人一人のキャラクター性をより掘り下げて描くことで人間ドラマとしての姿勢を強く打ち出しました。

 それは、「現実的なドラマでは扱いにくい社会問題もSFとういう形を取れば踏み込む事が出来る」というロッテンベリーの考えに基づいたものでした。

 TNGはTOSの明るい世界観を受け継ぎつつ更に一歩踏み込み、より深まった物語性は多くの人々の支持を得て、スタートレック人気を全米で不動の物としました。

スタートレック・ディープスペース・ナイン(DS9)  前2作とはガラリと違った雰囲気を、という意図で創られた「旅をしないスタートレック」がこの第三のシリーズです。

 舞台は、辺境の惑星ベイジョーのポンコツ宇宙ステーションディープ・スペース・ナイン。(ベイジョー星はカーデシア連邦による長い植民地支配から独立したばかりの混迷状態にあります)。

 宇宙艦隊はベイジョー政府からの要請を受け、駐留軍として司令官ベンジャミン・シスコ少佐と士官達をステーションに送り込みます。

 当初は辺境の一ステーションにすぎなかったDS9は、ベイジョー領域内で発見されたガンマ宇宙域に通じるワームホールから出現した謎の勢力ドミニオンの脅威によって、クリンゴン帝国、カーデシア連邦等、各勢力入り乱れた陰謀渦巻く最前線となっていきます。

 物語においては人間性のダークな面にも視線を向け、レギュラー・キャラに艦隊士官以外のミステリアスな人物達(強欲なフェレンギ人まで!)を加えることでTOSやTNGとの差別化を計りました。

 そのせいか、どうも暗〜いイメージが先行しがちですが、実際に観てみるとコメディ・タッチの作品も多くキャラクターの意外性もピカイチなシリーズです。一度ハマると物語の「濃密さ」に病みつきになります。

スタートレック・ヴォイジャー(VOY)  DS9とは逆に、「原点回帰」をコンセプトにした第四のシリーズ。

 謎の生命体管理者によって、遙か遠いデルタ宇宙域に飛ばされてしまったキャスリン・ジェインウェイ艦長指揮下のU.S.Sヴォイジャーが故郷に帰り着くまでの苦闘を描く。

(デルタ宇宙域から連邦領内に戻るには、最大ワープ速度でも約75年かかる。)

 正に「未知の宇宙」をたった一艦孤立無援で旅する事になってしまったヴォイジャー。

 しかも第一話でクルーの半数を亡くし、仕方なく同じように管理者に連れてこられてしまった対カーデシアのレジスタンス組織「マキ」 達をクルーに迎える事となります。

 ジェインウェイ艦長は、このアウトロー集団が混ざったクルーを時に厳しく、時に父のように優しく導きながら、故郷地球に帰る方法を探し当てなければなりません。

 物語的にはデキの良い回と悪い回のバラつきが少々気になりますが、キャラクター描写がファンのポイントを押さえており、新しく入り込みやすいシリーズです。

惑星連邦とは
 2161年、地球周辺のアルファ/ベータ宇宙域を中心に、科学技術の交流、貿易促進、防衛を目的とし、約150ヶ国(惑星単位で)で設立されました。
 設立理念は、博愛主義と内政不干渉です。
 その為、連邦に加入するにはワープ航行の技術確立と政情が安定している事が求められます。

 本部は地球のパリにありますが、地球人が連邦のリーダーというわけではありません。様々な国を代表する議員達が評議会を開き、選挙によって大統領が選ばれます。ちなみにDS9に登場した連邦大統領は地球人ではありませんでした。

宇宙艦隊とは
 惑星連邦下の一組織です。カーク船長やピカード艦長達は、この組織に属しています。連邦領域内の防衛と宇宙の探査を任務としています。
 艦隊は軍事組織ですが、STの未来では「軍隊」の概念が私達の現在のものとは大分違っているようです。科学調査や星図の作成、災害救助、医療援助、外交や貿易の仲介等が任務の多くを占めます。
(創設者のジーン・ロッテンベリーは、艦隊を「軍隊」と呼ぶのを嫌ったそうです)。

 そして忘れてはならないのが「艦隊の誓い」と呼ばれるモノで、その最重要事項が内政不干渉の事項です。この事項は物語の核として(特にTNG以降)度々登場します。
 艦隊の司令本部は地球のサンフランシスコにあり、最高司令官は連邦大統領です。