「ほぇ!(屋上でハトの骨を集めながらこんにちは、の意)」 「あー、ここはあたしで固定なのかー。真乃緒です」 「そうだよ、ここはもた子と真乃緒ちゃんで盛り上げるんだよ。楽しくなってきちゃっ たねぇ、ゲヒャヒャ」 「もうね、そういうくだらないことは言わなくていいからさ。本題だけぱーっとやって、 さっさと終わらせちゃおう! うん、そうしよう」 「えい!(びし)」 「いた。なにするのよ」 「真乃緒ちゃん、本分を忘れちゃダメでしょ!」 「本分って・・・」 「いい? もた子は『ヴァーチャルメタルネットアイドル』なんだよ? メタル文章を読 みに来てくれてる人たちをおざなりにして、なんのメタルアイドルか!」 「う・・・そうだったね、わるかった」 「わかってくれたらいいよ」 「でもさ、もた子。『ヴァーチャルメタルネットアイドル』って、あんただけでしょ?」 「うっ・・・」 「なんであたしまで付き合わなきゃいけないの? あたしも部活に家業の手伝い と、色々忙しい人間なんだけども」 「そ、それが幼馴染の言うことか!」 「なんだよ、大きい声出して」 「バカ! 真乃緒ちゃんのデンドロビウム! もた子の処女を返せ!」 「いや、酔った勢いとはいえ、あのときは悪かった」 「いや、あげてないから! ボケにボケで返すなぁ!」 「ふふん、最近、あんたの攻略法がわかってきたんだ。ほら、バンド紹介しなよ。本 分を見失っちゃだめだよ、メタルアイドル」 「む、ムカつく! 今日は『RAGE』! ジャーマンの『RAGE』!」 「どんなバンド?」 「『RAGE』は、ベーシスト兼ヴォーカリストのピーター・『ピーヴィー』・ワグナーを中 心に結成。とにかく多作なことで知られていて、いままでに出したアルバムは15 枚! 疾走するメロディとパワーあふれるリズムが主体の、かっこいいバンドだよ」 「15枚も出してるのか。じゃ、オススメは?」 「ほぇ、お勧めのアルバムでございますか? 『secrets in a weird world』、『 trapped』、『the missing link』・・・色々とございますなぁ。ただ・・・・たった一つだけ と言うなら、やはり、『black in mind』ですな」 「そうなんだ。あ、いま、『black in mindはスラッシュ色が強すぎて、従来の RAGE節がなくなってしまってるよ』って声が聞こえてきたぞ」 「それは、その者がまだ未熟だからでございます」 「未熟・・・」 「ピーヴィーの作り上げた『black in mind』、それはそれは見事なアルバムでござ いますよ」 「そうか。で、これでバンド紹介はおしまい?」 「うん。まぁ、おしまい」 「じゃ、あたしはもう帰るけど」 「まだ帰るなよー。かまえよー、もた子をかまえよー」 「イヤだよ、子供みたいなこと言わないの。あたしはこれから、帰って夕飯の用意し なきゃいけないんだ」 「なんだよ、この、そんなに家族が大事か! あの変態家族!」 「うちの家族は変態じゃない!」 「裸人じゃないか!」 「服着てるよ!」 「まだ寒いもんね!」 「暖かくなっても着てるよ!」 「あーもー、かまえー。もた子をかまえー」 「なんだ、寂しいのか。寂しい女か、あんたは」 「なんだと! 寂しくないよ! ヘンなこと言うな、このエロペグ野郎!」 「なんだ、エロペグって」 「ここ押してー」 「ん?」 「ここ、ここ押してー」 「押すの? よいしょっ」 「タイガーアイズ、タイガーアイズ」 「なんだそれ」 「もういいや。飽きた。帰ろう。寒いし」 「そうだよ、おなかもすいた」 「生理だし」 「そういうことは言わなくていいから・・・」 「真乃緒ちゃんがね」 「違うよ」 「もた子は生理ないもん、真乃緒ちゃんに止められたから。返せ、もた子の処女を 返せ!」 「いや、酔った勢いとはいえって、ループ!?」 「2周目入りまーす」 |
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