「ほぇ!(レザースーツを身にまといながら奇声を上げつつこんばんは、の意)」 「莱穂で〜す」 「さいきん、真乃緒ちゃんがわたしの相手をボイコットすんのよね〜。お前は自由ミャンマー同盟かっつの」 「もた子ちゃん、日頃の行いが悪いから〜」 「そんなことないけどな〜」 「なにかしたんじゃないの〜?」 「いや、あの、別に」 「なにかしたんじゃないの〜?」 「ちょ、ちょっと」 「ちょっとなに〜?」 「ひ、ヒムの胴体に・・・でっかく『マルボロ』って書いた・・・」 「それは・・・怒ってあたりまえだよ〜」 「で、でも、スポンサーつけてる犬ってかっこいいと思って、その、よかれと思っ て!」 「ウソでしょ〜」 「うん」 「それだけ〜?」 「え?」 「本当にやったの、それだけ〜?」 「えと、あの、ちょっと・・・」 「ちょっと、なに〜?」 「お店のメロンの前に、『ゴムゴムの実』って書いたフダ置いてきた・・・」 「それって、営業妨害だよ〜」 「いや、だって、悪魔の実なんてどこのスーパー行っても扱ってないよ? もた子は よかれと思って・・・!」 「なんだか、聞いたら聞いたぶんだけ余罪がありそうだね〜・・・」 「あ、あと・・・」 「もういいよ〜。バンドの紹介しないの〜?」 「あ、そっか」 「今日はなんていうバンドなの〜?」 「今日は『JUDAS PRIEST』! ヘヴィメタルゴッドの紹介だよ」 「知らない〜」 「このバンドを知らないなんて言ったら、昔からのヘヴィメタルマニアに怒られちゃ うよ」 「そうなの〜?」 「ほぇ、気にしなくてもいいけどね、別に」 「じゃ、気にしない〜」 「でも、もた子は気にする」 「え???」 「メタルゴッド差し置いてメロデス聴いて、『アレキシ様萌え〜ん』なんていう飛び級 は承知できねぇって言ってんのよ。おまえはちよちゃんか? あぁ? ロリ同士で キャラかぶってるからって、いらんとこまで真似すんなや」 「も、もた子ちゃんこわい〜うで離して〜」 「離してほしい?」 「離して〜」 「じゃ、耳貸しなさい・・・」 「なぁに〜?」 「(ごにょごにょごにょ)」 「そ、それ、言うの〜!?」 「ほぇ、イヤならいいよ・・・。桁外れの握力にモノ言わせて莱穂ちゃんの腕をヘシ 折るなんてねえ、技とは呼べんでしょう」 「ひっ!?」 「握撃って言われてるんですって? 後で聞いたんですけど。凄い音がしたそうで すよ・・・」 「言う〜! 言うから、言うから離して〜!」 「ほぇ、はやくはやく」 「うぇ〜ん、『JUDAS PRIEST』のロブ・ハルフォードはぁ〜」 「うんうん」 「本当に言わなきゃダメなの〜?」 「ハイ、折ってました。いえ・・・一気にです。こう・・・一気にボギンて感じで・・・・・・ ・・・」 「言うよ〜! ロブ・ハルフォードはぁ、若い男のぉ・・・おしりが大好きです〜」 「ブァッハッハッハ、ディ・モールト、ディ・モールト(非常に非常に)良いぞッ!」 「セクハラだよぉ〜」 「ほぇ、約束どおり離すから、そんなに泣かない」 「痛かったよぉ〜」 「じゃ、今日のCD紹介はこれで終わり」 「お、終わりなの〜!?」 「ほぇ? なんで?」 「だって、まだなんにも話してないよ〜!?」 「なんにもって・・・莱穂ちゃんがすべてを話してくれたじゃん」 「すべてって・・・」 「ロブはゲイだって。それだけで十分だよ」 「不十分だよ〜どういう音を出してるバンドなのか、とか、何のアルバムがお勧め だ、とか〜」 「わかったわかった。まず、出してる音はね」 「うん〜」 「ツインギター×ハイトーンシャウト×SMAP×SMAP」 「え、最後のは〜?」 「スマスマ。知らないの?」 「知ってるけど〜、関係あるの〜?」 「関係ないよ。で、お勧めのアルバムは色々あるけど、やっぱ『painkiller』かな」 「ぺいんきら〜?」 「ある意味、ロブの股間がペインキラーだけどな! ゲイ・プライド・パレードばん ざーい!」 「もう、もた子ちゃん、いや〜!」 「ほぇ、801は愛せるくせに、ガチンコのハードゲイはダメってか。フィリップ・リドリー 作『恍惚のフラミンゴ』読んで出直して来い!」 「ら、莱穂は男の子なんか嫌いだも〜ん! そんなの読まないもん〜!」 「だいたいなにが『801』だっつの! お前は『326』かっつの! 収穫のときには 立ち会えないかもしれないがー! ブァッハッハ、ゲイが種まいても収穫なんかね ぇよ、想像妊娠かYO!」 「うぇ〜ん、もた子ちゃんのばか〜!」 「勝った! 北風がハードゲイをつくった!」 |
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