「ほぇ!(トリック or トリート or デスの意)」


「はいはいどーも、海です」


「・・・・・あんた、だれ?」


「いばると同じクラスの、『南瓜 海』。よろしく」


「なにぃ、いばるの友達だと〜? じゃ、もた子の敵じゃん! え、えねみー、エネミーゼロ! 飯野賢・・・」


「あー、無理しなくていいよ」


「無理してないよバカッ! 最後までしゃべらせろ!」


「いや〜、いばるの話通り、おもしろい人だね〜」


「話ったって、どーせ悪口でしょ!」


「そりゃそーだ、ハハハ」


「さわやかに笑うな!」


「まぁまぁ。これ、お近づきの印の『ラングドシャ』」


「おおお、もた子は、もた子はチョコクッキーに目がなくてのぅ・・・」


「で、バンド紹介でしょ? あたしも混ぜてよ」


「人材不足だな・・・こんな若造が入ってくるなんて・・・」


「お、ミハイル・カミンスキー」


「でもまぁ、お菓子くれたからいいや。これでお菓子くれなかったら・・・」


「くれなかったら?」


「悪戯か、死か・・・どっちにしろ、良い目には合わなかったところだね」


「悪戯って言うと?」


「そりゃもう、もた子がしかける悪戯っつったら、地雷かなぁ。ランドマインね、ランドマイン」


「あぁ、りぜるまいん?」


「・・・・・・・・・・・・・・」


「なに?」


「いや、別に。でもさ、この悪戯には、さすがのかりあげ正太もびっくりでしょ! ほ
んにゃら産業の倒産も近いよね、ね!」


「ふ〜ん・・・もた子のことだからてっきり、『悪戯4〜俺たちの戦闘車輌』ぐらいは言うと思ったんだけど。その程度なんだ」


「なにっ!? いま、何て言った!」


「いや、別に何も言ってないインターハート


「(く、悪戯と聞いて即座にエロゲーのタイトルを出すとは! 相手が女だと思って油断したけど、間違いない! こいつは、こいつはダメベクトラーだ!)」


「むう・・・ヤツがあのダメベクトラー・・・」


「なにぃ、知っているのか、雷電!」


「うむ。ダメベクトラー・・・普通の言葉を聞いても、即座にオタな方へ繋げるという、伝説の戦士たちだ・・・」


「オタな方じゃとー! どういうことじゃ雷電ー!」


「例えばだが、普通の人間に『あゆ』と言うと、浜崎あゆみを連想する。が、ダメベクトラーに『あゆ』と言うと・・・」


「はっ・・・あの、あの『うぐぅ』の方を連想するのかー!」


「『栄転おめでとう』と聞いただけで、『確かに、エイケンはおめでたいよなぁ』と考える不屈の集団・・・秋葉原の封印が解けたということか・・・」


「な、なんてヤツらじゃ・・・」


「まったく、恐ろしいヤツらよ・・・ヤツらの操る『得炉芸』、破るものなしと言われた殺人芸。さしものもた子殿も、今回ばかりは相手が悪い・・・」




「ところで、今日のバンド紹介はなに? ねぇ、ねぇってば。おーい」


「フフフ、先に地獄で待っている。必ず勝てよ、この『驚邏大四凶殺』!!」


「おーい、大丈夫かー。おーい」


「はっ」


「お、気がついた。(チョキを出して)これは何本?」


「2本」


「名前は?」


幕ノ内一歩


「ここはどこ?」


後楽園ホール


「よし、大丈夫だね。バンド紹介は?」


「そうそう、バンド紹介。今日は『HELLOWEEN』」


「どんなバンド?」


「ジャーマンメタルなんだけどさ。84年にドイツでカイ・ハンセンを中心にして結成、85年にミニアルバム『heloween』、86年に初フルレンスアルバムである『the walls of jericho』が出たの」


「ドイツ産だからジャーマンメタル?」


「そそ」


「なるほどね。そいで?」


「で、専属ヴォーカリストのマイケル・キスクが加入。超名盤として名高い、2枚組
アルバム『守護神伝』が完成。前作を超えたとして、多くの『HELLOWEEN』ファンを生んだの」


「ほー。そいで、そのあとは?」


「そのあとはカイ・ハンセンが脱退して、良いんだか良くないんだかファンの間でも意見が割れるような作品を出してるよ」


「良くないってこと?」


「少なくとも、『守護神伝』を超えるアルバムは出してないね〜」


「ふ〜ん・・・。もしかして、バンド紹介ってそれでおしまい?」


「うん、おちまい。ラングドシャも食べ終わっちったし」


「そっかー。じゃあ、また今度ねー。ばいばーい」


「ばいばーい・・・・・・・・・・・南瓜 海、か。強敵になりそうな予感・・・」