Linux is my new frontier1998年2月26日



 最近、Linuxに凝りに凝りまくっている。
 Linux関連の本をびしばし買って、びしばし読んで、びしばしパソコンに向かってキーボードをたたいている。が、たまに、ふと「こんなことをしている暇はあるのだろうか?」と、立ち止まってしまう時がある。もっと、研究のために時間を使うべきじゃないのかと。
 考えるまでもなく、研究のために時間を使うべきであろう。でも、やっぱりやめられないのだ。

 これは、いかなる理由によるものなのか。
 元々、ソフトウェアをがんがん使うよりも、パソコンそのものに興味があったのだが、近頃のパソコンに関して、少々不満を持っていた。その最大の理由は、MicrosoftのWindowsがOS市場を殆ど支配し、それ以外のソフトでもMicrosoftの1人勝ちのように感じていたからだ。断っておくが、私は別にBill Gates氏が嫌いなわけではない。むしろ、彼の人生について書かれた書籍を多数読みあさり、子供心に憧れたものであった。今も、私の尊敬する経営者であることに変わりはない。
 しかし、何かが違うのだ。ちょうど80年代末から90年代初頭にかけて、日本のパソコン市場は98の独壇場となっていた。そのことによって、パソコン市場そのものが停滞し、活気を失っていた。現在のパソコン市場が、このころ感じた不満と重なってしまうのだ。ただし、市場全体の活気そのものはそれほど衰えてはいないとは思うが。
 そんな時、あのCompaq shockが起こった。IBM PC/AT互換機が価格破壊といえる戦略を日本で仕掛けてきたのである。その時、新たなパソコンの方向と可能性をいろいろと考え、98の時代が変わり、再びパソコン市場が活気づくに違いないと、喜びに満ちあふれていたのである。

 そして再び、私は、新たな喜びに出会った。それがLinuxだったのである。Linus氏が大学の卒業研究のために開発したカーネルをネットワーク上に無料でソースを公開したことによって始まるこのLinuxが、私の次なるパソコンとのつき合いになるのだろう。

 まだLinuxの入り口に立ったに過ぎないが、これが私の新たなるフロンティアになることを願ってやまない。


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