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赤札仁王像 |
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田端二丁目、東覚寺の門前に身の丈二メートル余りの、筋骨隆々とした2体の仁王石造が立っています。
頭や体一面に赤紙が貼られているの「赤札仁王」と呼ばれています。
向かって右の仁王像は口を開き、左の仁王像は口を閉じています。
これを阿吽(あうん)の呼吸といい、二体の仁王の気持ちが一致していることの現われで、
この像は約三百六十年前、寛永十八年に彫られたものです。
江戸時代のこと、東覚寺近くの村に、年老いた夫婦が、百姓をしながら仲良く暮らしていました。
そのうちに妻の足がしだいに悪くなり遂に歩行困難になってしまいました。
夫は妻の足に薬をぬり、さするなどしたが一向によくなりません。
そこで夫は、仁王様にお参りし、大きな赤紙を二体の仁王の足に貼り、
「この赤紙が火炎の如く燃え尽きて、妻の病も跡形もなく治りますように」
と拝みつづけました。
その晩のこと、老夫婦の枕もとに二体の仁王が現れ、
二人が伏拝むうちに、阿・吽の声を残し立ち去りました。
その時仁王は裸足でした。
それから、妻の病は日々快方に向かい、以前の姿に戻りました。
老夫婦は大変喜び、裸足仁王様のために、わらじを沢山作り、
これを持って仲良く、仁王様にお参りをしたということです。
この話が江戸中の評判になり、赤紙を体の具合の悪い部分と同じところに貼って、
祈願する人が多くなったそうです。
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