Monochrome theater 〜色無き世界より〜
file.002 : 旧友との束の間のヒトトキ。

date : 06.05.16 田端運転所
時刻は19時を過ぎたあたり。
すっかり日が暮れ、街路灯や電灯の明かりが留置線を照らしていた。
写真は田端運転所の田端操車場側の留置線を撮影したもの。
奥に停車しているのはJR東日本・長岡のEF64−1031号機、
手前に停車しているのがJR東日本・田端のEF81−133号機である。
この両者、田端操側で肩を並べるのはマレなことであった。
この日、私がここまで来たのには理由がある。
それは翌日廃車回送される予定であった「103系松戸車」を見るため。
その際、通りかかった田端運転所を覗いた時に偶然見つけ撮影したものがこれだ。
当時、EF64−1000型が田端操側で留置されることは年間通してほぼ“0”。
それだけに異彩を放っていた。
特に、かつての越境組で同僚でもあった「EF81−133」号機との並びには驚かされ、
つい夢中で撮影してしまったものだ。
同僚であった94年まではEF64型が「北陸」、EF81ー133号機が「鳥海」(現在の「あけぼの」)を
牽引し上越国境を越えていた。
この写真の撮影された翌年より、田端所のEF81型が「あけぼの」運用の肩を持つ
ようになり、「鳥海」ではないものの、かつての越境シーンが再現されている。
“旧友”との束の間のヒトトキ、微笑ましい一コマである。
翌日、EF64−1031号機は廃車される103系松戸車を牽引して帰郷した。