「Eastーi」 新幹線電気軌道検測試験車
【新幹線総合車両センター】E926形式S51編成
01.【東北新幹線】軌道検測列車(7905B)

date:大宮 07.03.13
02.【東北新幹線】軌道検測列車(7925B) 【3号車】軌道検測車

date:小山 07.03.17
03.【上越新幹線】軌道検測列車(7913C) 【4号車】架線設備検測用集電装置・観測設備

date:熊谷 07.04.18
| ■E926形S51編成(6両+1両) | ||||||
| 1号車 | 2号車 | 3号車 | 4号車 | 5号車 | 6号車 | |
| S編成 | E926形 | E926形 | E926形 | E926形 | E926形 | E926形 |
| 細別略号 | M1c | M2 | 軌道検測車(T) | M1 | M2 | M2c |
| S51 本務 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
| S51 予備 | - | - | 13 | - | - | - |
| 用 途 | 信号 | 信号 | 軌道 | 電車線 | 電力 | 信号 |
| 通信 | 通信 | - | - | - | 通信 | |
| 電車線 | - | - | - | - | 電車線 | |
| 製作会社 | 東急車輌 | 東急車輌 | 東急車輌 | 東急車輌 | 東急車輌 | 東急車輌 |
| 保有会社 | JR東日本 | JR東日本 | JR東日本 | JR東日本 | JR東日本 | JR東日本 |
| 製 造 会 社 | 東急車輌 | 新製年月日 | 2001年10月1日 |
| 現 行 配 置 | 新幹線総合車両センター | ー | ー |
| 用 途 | 用 途 解 説 備 考 | |||||
| 信 号 | ATC設備・回路、信号電流 など | |||||
| 通 信 | 列車無線、電界、周波数切替装置 など | |||||
| 電車線 | 架線設備(高さ・磨耗など)、集電装置関連設備 など | |||||
| 軌 道 | 軌道設備(軌間・高低・通り・水準・平面性検査、輪重・横圧など)、列車動揺 など | |||||
| 電 力 | 架線電圧・電流、周波数切替装置 など | |||||
■E926形S51編成【新幹線総合車両センター】
E926形は925形式S1編成・S2編成(所謂ドクターイエロー)の置き換えを目的として製造された事業用車である。
車体はE3系「こまち」を基本に設計・製作された。
6両編成から成り、予備の軌道検測車1両を含む7両が製造された。
JR東日本の新幹線網全てに唯一入線可能な車輌である。
E926形など軌道検測車の役割は、新幹線の軌道設備や電気設備の状態を確かめ、安全に運行が行えるかを営業列車に近い状態で検測すること。
営業列車と同等の速度で走ることで、実践的なデータが取れることや検測時間の短縮にも繋がり、
新幹線輸送の安全の要である。
初代ドクターイエローは東海道新幹線用の922形で開業当初から活躍していた。
この時より塗装は営業車との区別で注意・警戒色である「黄色」となっていた。
次第に新幹線の安全神話の確立により、世間一般にこの電車の話が広がり、線路を検測(診断)する黄色い新幹線(お医者さん)=「ドクターイエロー」という愛称が生まれたようだ。
東北・上越新幹線用のドクターイエロー925形は2編成存在し、何れも開業当初から活躍していた。
東北新幹線用ドクターイエロー925形からの改良点は以下の表にまとめる。
| 925形S1・2編成 (登場時) | 形式・編成名 | E926形S51編成 |
| ドクターイエロー | 愛 称 | East-i |
| 210km/h | 最高時速 | 275km/h |
| 6両編成+軌道検測車1両 | 編成構成 | 6両編成(うち1両は軌道検測車) |
| 【※1】3台車式 17.5m仕様 | 軌道検測車 | 2台車式 20.5m仕様 |
| 【※2】50Hz/25000V | 対応周波数 | 50Hz・60Hz/25000V、50Hz/20000V |
| 下枠交差型 | 集電装置 | シングルアーム |
| 【※3】東北・上越新幹線 | 入線可能線区 | 東北・山形・秋田・上越・長野新幹線 |
| 【※1】1997年に長野新幹線へ対応するため2台車式(25.0m仕様)へ変更 | ||
| 【※2】1997年に長野新幹線へ対応するため60Hzに変換できる周波数切替装置を取り付け | ||
| 【※3】1997年、同年開業の長野新幹線に対応する改造を施し、入線可能となる。 | ||
East-iによる通常検測の運転はパターン化されている。
パターンA・・・[7900B〜] 本線検測(通過本線を主な検測とするスジ)
パターンB・・・[7910B〜] 副本線検測(第1副本線を主な検測とするスジ)
パターンC・・・[7920B〜] 副本線検測(第2副本線を主な検測とするスジ)
パターンD・・・[****B〜] 車上・地上信号設備検査のみ
検測周期は1〜2週間に一度の割合である。
通常は上記、Aパターンを使用して運転される。運転経路も固定で、完全パターン化されている。
このため、東海道新幹線の「ドクターイエロー」に比べれば捉えやすいのが特徴。そして、路線が大宮駅より放射状に広がっているため、一度検測を始めると折り返し駅の上野を3度発着する特徴がある。
※また、緊急に組まれるスジなどの場合はこれに沿わない。
なお、山形・秋田の2路線は一季に1回ペースで検査をしている。毎季ごとダイヤを引き直すため時間は毎回異なる。
編成全体が全検時期となり、長期離脱となる場合はE2系N21編成に軌道検測車を連結して代走させることとなる。
この場合は予備車扱いの〔E926−13形〕を使用するのが一般的である。